奈良県葬祭業協同組合(鈴木勝士理事長)は7月21日、接遇マナー研修会を、大和高田市幸町の県産業会館で開いた。組合員ら約40人が参加し、接遇力を磨いた。講師は、接遇研修を手掛けるキャリア・ラボ代表の小松仁美さん。開会に先立ち、鈴木理事長が「何かプラスになることを持ち帰り、地域の人に密着した、遺族が癒される葬式をしてほしい」とあいさつした。小松さんは「接客がマニュアルの応対であるのに対して、接遇はおもてなしの応対」と説明。「選ばれる葬祭サービス事業者になるには、お客様の期待以上の対応、接遇力が必要」と強調した。併せて第一印象を高める表情や、信頼を伝えるお辞儀の姿勢もアドバイスした。また、葬儀の申し込みや相談を受ける場面を想定したロールプレイングもあり、参加者は疑似体験を通して適切な対応方法を学んだ。